山の中で障害物レース!スパルタンレース 水上スーパー参戦レポート
スキー場でのスパルタンレース 水上スーパー参戦レポート!
2018年9月8日、群馬県利根郡みなかみ町にある宝台樹スキー場でスパルタンレースが開催されました。
前回に続いて真ん中の難易度である「スパルタンスーパー」に参加してきたのでレポートします!
レース会場は群馬の山の中にあるスキー場!
今回のスパルタンレースの会場は群馬県利根郡みなかみ町にある宝台樹スキー場。
JR高崎駅から車で1時間半〜2時間の山の中です。
僕は当日午前6時に会場で受付を済ませる必要があったため、前日は会場から車で10分ほどの場所にある「民宿やぐら」に1泊しました。
周りに何もなく静かで、小さめの和室と貸切の露天風呂でとても落ち着きました。
コンディションを整えるために午後7時就寝、午前3時起床です。
当日5時50分ごろ会場に到着!
スタート・ゴール付近からの景色がもはや「道」があることを期待できないレベルで山です。
今回どこ走らされるんだよ!
やっぱり山の中に突っ込むコース!
スパルタンレースのコースや障害物は当日会場に行くまで分かりません。
会場に貼られていたのは予想通り緑に染まったコースマップ。
間違いなく坂が多い上に前日から雨が降ったり止んだりを繰り返してたので滑って転ばないかも不安になってきました。
今回はスプリントのコース(赤色)が共通で、そこにスーパーだけが走るコース(青色)がくっついてる感じでした。
完全に山の中を走るコースだからかスプリントは約6km、スーパーは約11kmと少し短めな印象です。
スーパーの障害物は26個と普通で、知らない障害物もちらほら。
スタート直後から長い上り坂ゾーン
今回はスーパーのエリートで参加したので7時半に出走!
スタートしてすぐに現れるのは長ーい上り坂。
僕は前回のレースでダッシュは禁物なのを学んだので、様子見するためにもジョグ程度のスピードで進みます。
案の定スタートダッシュで息が上がって失速する人が続出で結構な人数を抜かしました。
序盤の障害物は比較的簡単な壁やカーゴ(ジャングルジムみたいなやつ)を乗り越えて行くものが多かったです。
最初の上り坂を越えると障害物でずぶ濡れに
上り坂を越えた先に現れたのはダンクウォールという障害物。
腰まで泥水に浸かりながら進み、最後に頭まで潜って壁をくぐるというものです。
前回は最後の方にあったから序盤からずぶ濡れにされるとは思わなかった…
しかも山の水を使っているのかめっちゃ冷たい!
あまりの冷たさでこの表情ですよ!
その直後にあるのは体感50〜60kgの巨大な石の球を運ぶ筋力勝負なアトラスキャリー。
反対側の旗まで石の球を運びバーピーを5回、そしてまた石を旗まで運ぶという障害物です。
これは得意分野のため前回同様余裕でクリアしましたが、持久力型の人たちにはかなり厳しい障害物だと思います。
コツを掴めば楽勝のサンドバッグキャリー
2つほど障害物を越えると現れたのが20〜30kgあるサンドバッグを運ぶサンドバッグキャリー。
苦しい障害物ですが僕は前回のスプリントでコツを掴んでます。
サンドバッグを首の後ろに乗せて両手で掴み、やや下を向いて運べば楽なんです。
それでも上りが苦しかったものの立ち止まる事なくクリア!
誰もが一番キツいというバケツ運びの障害物
やり投げやボルダリングに似た障害物を越えると現れたのが恐怖のバケットブリゲード。
この障害物は小石を詰めて30kgくらいになったバケツを抱えて運ぶというもの。
その過酷さはスタート前のインタビューで「一番キツい障害物は?」と聞かれた人全員に「バケツ!」と言わせるほど。
筋肉的なキツさもさることながらバケツの縁が指に食い込んで耐え難い痛みに襲われるんですよ。
今回初めてスプリントに参加した友達はTシャツを挟んで痛みを和らげたと言ってました。頭いい。
もうほとんど我慢するだけなのでコツも何も無いんですが、休憩する時は片膝立ちになってバケツを太ももの上に置くのがおすすめ。
地面に置くと再び持ち上げるのが大変です。
今回は坂を下って上る100m程度のコースで上りが苦しかったものの前回の地面ボコボコの竹林と比べれば楽にクリアできました。
ちなみに今回もカメラに気付いて雄叫びをあげたので最高の写真を撮ってもらえました!
前回失敗した3つの障害物
この後に現れたのは前回のスプリントで失敗したプレートドラッグ。
座った状態でロープの付いた重りを杭まで引き寄せる障害物で、前回は杭に足をかけていいのを知らずに途中で諦めました。
今回ちゃんと杭に足をかけて引いたところ余裕でクリア!
その次はロープで繋がれた重りを引き上げるハーキュラーホイスト。
気を抜くと体ごと持ってかれるくらい重く、スタミナ的にも握力的にも激しく消耗します。
これも前回失敗したのでクリアしたかったんですが、ペナルティのバーピーをしても時間的に大して差がなくむしろ体力の消耗が少なくて有利そうだったので早めに諦めました。
次回はもっと体重を増やしてクリアを目指したい!
そして次も前回失敗した太いパイプでできたうんていの障害物モンキーバー。
前回はダンクウォールで水に潜った直後だったので手を滑らせて爪まで剥がされましたが、今回は手が乾いた状態です。
しっかり親指を回して握って1本1本慎重に進んだ結果危なげなくクリアできました!
もしハーキュラーホイストで粘ってたら握力的にやばかったかも。
毎回障害物の配置がいやらしいぞスパルタンレース!
後半のスーパー専用コース&障害物
有刺鉄線の下を這って進むバーブワイヤークロールを越えると数kmに及ぶスーパー専用のコースに突入します。
まず現れたのは手前に傾いたパイプを上り、乗り越えるベンダーという障害物。
初めて見る障害物でしたが、1本目を掴んで足をかけてしまえば簡単に上って行けました。
その後は今までよりキツい傾斜と舗装された道路を3kmほど走り、スタート地点を見下ろせるほど高いところに到達。
上ったら下らないといけないわけで、壁の障害物を越えた後は下り坂です。
ここの傾斜が尋常ではなくて、もし足を滑らせて転げ落ちたら救急車かな…と思わせるほど。
しかもスキー場の斜面ではなく山そのままなのでこぶし大の石がゴロゴロしてて、かなり集中力を要しました。
正直結構怖かった。
まったくスパルタンレースはなんてとこを走らせるんだ!楽しかったけど!
下った先に現れたのはこれまた初めて見るステアウェイ・トゥ・スパルタ。
壁を乗り越えた後にカーゴを乗り越える障害物で、壁さえ上れれば楽勝でした。
終盤は身軽さが重要な障害物の連続
スーパー専用ゾーンを抜けてスプリントコースに戻ってくると身軽さ重視の障害物が続きます。
まずはロープを上ってベルを鳴らすロープクライム。
これは得意なので腕だけで一気に上ってサクッとクリア!
その奥にあったのはAカーゴ。
三角形のジャングルジムを乗り越えるだけなので体力は使いません。
ただ時間はかかるので遅くなるほど人が詰まっていきます。
ゴール後にスプリント組を観戦してたら数十人の大渋滞が発生してました。
出走が早くてよかった…
そのすぐ奥にはつり輪版うんていという感じのマルチリグ。
動画のように数種類の持ち手ではなく全部輪っかでした。
モンキーバーもそうですが、この手の障害物はリーチを伸ばして疲労を抑えるために腕を伸ばしきって進むのがコツです。
これも余裕でクリア!
最後の障害物は焚き火を飛び越える障害物ファイアージャンプ。
写真撮影されるのを知ってるので両手を上げてジャンプ!
ついにフィニッシュ!栄誉の完走メダル!
長く険しい道を越えてついにフィニッシュ!
やっぱりこの瞬間はものすごい達成感で道中の疲れも忘れ去るほどテンション上がります!
完走メダルをもらってフィニッシュゲート横で記念撮影!
今回の完走メダルはスパルタンスーパーの青色です。
首にかける部分が迷彩柄になっててかっこいい!
そしてスプリント、スーパー、ビーストの3つ全ての難易度を制覇すると1つのメダルになるピースもゲット!
なんとマグネットが入っていてちゃんとくっつくようになってました。
これを完成させるのが目標なので日本でもビースト開催してほしい!
レースごとに性質が変わるのが面白い
今回のスパルタンレースはコースの95%が坂といった感じで脚の負担がかなり大きかったです。
レース後の筋肉痛も脚がメインでした。
しかし前回の千葉のレースでは終盤の障害物の密度が高く、次から次へと筋力を発揮する必要があって脚より上半身の負担が大きいものでした。
筋肉痛も上半身が激しく、脚は大したことありませんでした。
会場や障害物の配置によってレースの性質が変わってくるんですねー。
僕は3つの難易度を制覇できればいいと思ってたんですが、他の会場でのレースにも興味が湧いてきました。
チームでの参加とかもできるしまだまだ飽きなさそうなのでこれからもスパルタンレースに参加していこうと思います!
前回のレポートはこちら:世界最高峰の障害物レース「スパルタンレース」初参戦レポート!
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